思い出の風景がまた一つなくなります。

思い出の風景がまた一つなくなります。

1993年4月から1997年3月の4年間,私は,大阪市立大学の杉本町キャンパスに通っていました。

大阪環状線でJR天王寺まで出て,同駅から杉本町駅まで阪和線の普通に乗るのですが,その阪和線の車窓からいつも眺めていたのが,南田辺駅と鶴ヶ丘駅の間にあるSHARP本社ビル(当時)でした。

就職活動と無縁の司法試験受験生だった私も,ビル上部の「SHARP」の看板に自然と目が行き,車窓から見るその風景は大学時代の思い出の一つでした。

そのビルが解体されるとのニュースを,本日,目にし,淋しい気持ちになりました。

 

数年前には,私が住む街の象徴のような,駅前の低層の古い建物が壊されてしまいました。

駅前の土地の有効活用をしたいという企業の経営方針は当たり前だど思いますが,住民としてその建物が壊されていくのを毎日目にするのは辛いものがありました。

壊されていく建物をカメラに納める地元の古い住民らしき人もときどき見かけました。

 

形ある物はいつかなくなる,頭ではそのことは理解していますが,その街の象徴のような建物が(まだ使えるのに)なくなっていくのはやはり悲しいものがあります・・・。

 

                                  (2017.3.27 弁護士久保田有子)